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なつやすみ

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尾道→倉敷→丸亀 をいそぎあしで旅しました!
尾道の坂道と階段の多い街並み 
角をまがるとふと出会う散歩する猫たち
島々が点々とした瀬戸内の凪
大林宣彦監督の尾道三部作
「転校生」「時をかける少女」「さみしんぼう」
を予習してから赴いたので 
映画のシーンと重なり感動もひとしお
商店街に並ぶエイティーズな書体の看板を掲げた店の数々を
見ているとまるで撮影当時から時間が止まったような印象でした
向島へと結ぶ渡し船
点在するお寺
(天寧寺の五百羅漢像と対面したときは胸が震えました)
尾道弁のやさしいイントネーション
乗合バスで地元のおばあさんとおじいさんに
親切にしていただいたこと
暑くて暑くてゆでダコみたいになりながらも
きもちはすっかり癒されました
倉敷では空襲を逃れた美観地区の町を散歩しました
「大原美術館」は 西洋画、日本画、工芸など
その収集は現代美術も含まれていて 圧倒的な量と質でした
特に芹沢銈介さんの型絵染とジャコメッティの彫刻に感動
それから昭和42年に開館した「日本郷土玩具館」
日本全国からえりすぐられた玩具や工芸品に溢れています
館長さんにとてもよくしてもらい 倉敷の土地のこと 民芸のこと
興味深いお話をた~くさん聞かせていただきました
猛暑のとちゅうで休憩した「三宅商店」のモモパフェ
贅沢に使われた桃ちゃんは甘くて生気をとりもどしました!
ちかくの「倉敷意匠」はmolnでお取り扱いさせていただいているので
そのディスプレイの方法など ほほーとため息がでるくらい
すてきだったので 参考にさせていただきたいと思います
丸亀では念願かない「猪熊弦一郎現代美術館」へ
丸亀駅を降りた瞬間からはじまっています
駅前広場から美術館へとつづくストロークは
ランドスケープデザイナーのピーター・ウォーカーさん
の作品とのこと
猪熊さんの作品は生き物のように自由で
触れるとエネルギーを分けてもらえる気がします
自分のなかにある眠っている原初の生命力を
思い出せ!と 揺さぶられる衝撃
猪熊さんが収集して所蔵いたもの(椅子とかスプーンとかカギとか)を
岡尾美代子さんが選んでスタイリングをして
ホンマタカシさんが撮影をする「物物」という展示も開催していました
猪熊さんの持ってらした物に
わたしはなぜかすごく共感を持って
こんなものが並ぶお店でありたいなって思います
そのフォルムとか色とか モノが纏う物語を
自分に重ね合わせて コレクションというより
生活の片隅に置いて共に生きていくようなモノ
丸亀の「中村うどん」といううどん屋さんでも
これからの自分を考える上で勉強になる体験をしたのですが
長くなりましたので またの機会に!