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ひとはみな 大人になって
庭を巡る金色の光
行き交うミツバチのささやき
みんな 忘れてしまう
草の間で行われる 些細なものがたりが 空想の靄を広げ
視界のほとんどを埋め尽くすような思いをしなくなる
でもいま 目の前にある毎日は
その場所から 遠く離れているようで
ほんの近くかもしれない
子どもの頃 頭のなかにだけあった世界が
いま別のかたちで 次々に現実に起こる
だれにとっても 毎日は夢のつづき