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うたうこと

Diary

店主業のかたわら、2016年のクリスマスイブに
“草とten shoes”としてライブデビューして以来、
2ヶ月に1回のペースで(ひそかに)ライブをしています。
メンバーは、
ピアニカ&グロッケンが等々力にある家具店
“巣巣”店主・岩崎朋子
鍵盤担当が草作家・イシカワアユミ、
ギター&プロデュースが、五十嵐祐輔の4人編成。
(ten shoes =店主S、、、小声)
山田稔明さんや夫が作ってくれた
オリジナル曲を演奏しています。
molnのお客様にヤマハの先生がいらして、
「とってもおすすめのボイトレの先生がいますよ〜」
とご紹介くださり、
春から月に2回のボイストレーニングに通い始めました。
K先生のボイストレーニングはじめての日。
ドキドキしながら、課題曲とかあるのかしら?
腹筋を鍛えたりするのかしら?と考えていたわたしを
ハッ!とさせるような、目から鱗の授業なのでした。
先生曰く、
リラックスした正しい姿勢と呼吸で
息を送ることができれば、
自分でも知らないような本来の声がでるそうで、
そのためには過去の経験から蓄積された体の癖や、
脳の思い込みを剥いでいく。
新しい技術を身につけて「足す」のではなく、
いらないものを「引く」というのです。
脳の思い込みは、自分が思うよりもずっと私たちの行動を決めています。
過去の経験=脳の判断基準になるので、
新しいことを始めるときに危険信号を投げかけるのです。
たとえば、二足歩行をしている私たちは普段胸式呼吸ですが、
歌うときは腹式呼吸の方がリラックスして体全体に響く声が出せます。
でも脳は、ふだんの生活で腹式呼吸をしたことがないので、
「ぜったい息が苦しくなるから!胸式の方がいっぱい息吸えるから!」
と無意識のうちに、胸式呼吸をすすめてくるのです。
でも、根気強く
「腹式呼吸、大丈夫だよ!苦しくないよ!」
と脳に逆司令します。
脳のいいなりにならないようにする、
意識を自動化しない、という練習のようです。
そう思うと、私たちは自分で考えているようで、
思い込みが多いなぁ、と思うのです。
脳は「変化すること」「新しいこと」が苦手です。
それは、失敗したくないから。
痛い思いをしたくないから。
それを知った私は、
はじめから失敗を望むわけじゃないけれど、
失敗のない成功は、そんなに楽しくないなって思いました。
私たちの誰もが初めから完全な人間なんていないから、
失敗したっていいよなって。
いろんなことを、経験するために、生まれてきたようなものだから。
“草とten shoes”で経験することは、はじめてのことばかり。
こわいなーって思うと、ガチガチに緊張してしまう。
だけど今は結果より、周りの評価より、
ただただ私が感じること、その過程の変化を、
誰より自分が楽しめたらいいな、と思ってます。
そんなわけで、今年の12/24も
“山田稔明さん”と“草とten shoes”クリスマスライブです!
去年と同じように、
でも去年とは全然違う私たちになって。
楽しんで演奏したいと思います。
ぜひ聴きにきてくださいね ♪

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